すののミネソタ生活

アメリカで働くエンジニアのブログ、音響、自転車、写真

2026-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「もう2回目はない」と言われた私に、本当に2回目が来るまで

「もう2回目はないよ」 当時の課長からそう言われたときのことを、今でも覚えています。 会社の反対を押し切るようにして開発した新製品は、大失敗しました。 約2年かけて、毎日のように遅くまで働いて完成させた製品でした。ところが発売直後こそ売れたもの…

AIが全部作ってくれる時代に、エンジニアはどうやって育つのだろう

最近、AIツールの進歩によって、自分の仕事のやり方が日に日に変わっています。 以前はChatGPTのような対話型AIに質問する程度でしたが、今はAIエージェントに仕事そのものを任せることが増えてきました。 実験データが入ったフォルダを渡して、「分析して、…

副交感神経を働かせるには?自律神経の不調と20年付き合ってわかった、私がおすすめする3つの習慣

「なんとなく息苦しい」「胃の調子がおかしい」「動悸がする」。 そんなとき、症状を和らげるために試せることをいくつ持っていますか? 私はストレスで体調を崩し、自律神経系の不調をいろいろと経験してきました。この20年ほど、本を読んだり、調べたり、…

なぜ現代人は自律神経が乱れやすい?ストレスと『休めない体』の話

「自律神経」という言葉を聞いて、すぐにピンとくるでしょうか。 「自律神経って何?」という人も、意外と多いように思います。 でも私は、知らないことは、むしろいいことなんじゃないかと思っています。自律神経についてあまり知らないという人は、それを…

コマンダンテは高いけど買う価値あり?1年半使った私の結論

「コーヒーを趣味にしたいけれど、まず何にお金をかければいいんだろう?」 もしそう聞かれたら、私はかなり迷わず答えます。 ミルです。できれば、最初から「コマンダンテ」を買ってください。 コマンダンテ C40 コマンダンテは決して安い道具ではありませ…

アメリカの物価は本当に高い?「日本円換算」に感じる違和感

最近、日本のニュースを見ていると、アメリカの物価の高さを紹介する内容をよく見かけます。 「アメリカではラーメン1杯が日本円で2,000円以上」 「家族で外食すると1万円を超える」 確かに、数字だけ見ると「アメリカ、とんでもなく高いな」と思いますよね…

40代で海外転職を実現するまで。英語が苦手だった私がアメリカで働くまで

「どうしてミネソタに移住したんですか?」 とよく聞かれます。 シンプルに答えると、「ミネソタに本社がある企業へ転職したから」となります。 でも、「なぜその会社に転職することになったのか」まで遡って考えてみると、話はそれほど単純ではありません。…

美味しいコーヒーは豆だけで決まらない。2年間ハマってわかった奥深さ

「美味しいコーヒーは、何で決まるんですか?」 以前の私なら、たぶんこう答えていました。 「美味しい豆を使えば、美味しいコーヒーになるんでしょう?」 そう、コーヒー豆がすべてを決定するものだと思っていました。 それから約2年。趣味として本気でコー…

アメリカで妻と同じ会社・同じチームで働いてわかったこと

「夫婦で同じ会社で働く」のは、そこまで珍しくないと思います。 でも、夫婦で同じ会社、しかも同じチーム。さらに席もほぼ隣。 日本だったら、なかなか考えにくい働き方じゃないでしょうか。 今、私とカミさんはアメリカで同じ会社で働いています。それどこ…

なぜアメリカでは40代・50代でも転職できるのか?日本との採用の決定的な違い

「大学で学んだことなんて、会社ではほとんど役に立たない。入社したら一から勉強し直しだ」 日本で働いていた頃、私はそんな話を何度も聞きました。 でも、アメリカで働いてみると、この考え方はかなり違います。 アメリカでは基本的に、大学やこれまでの仕…

仕事だけの人生にしないために。大人こそ趣味を持ったほうがいい理由

「仕事が忙しくて、趣味なんてやっている暇がない」 そう思っている人ほど、絶対に趣味を持ったほうがいいと私は断言します。 私自身、30歳の頃に体調を崩すまでは、ほとんど仕事だけの生活でした。朝から晩まで働き、土日は大学で論文を書く。仕事を頑張れ…

「正しい方」ではなく「ワクワクする方」を選んだら、人生が大きく動いた

人生には、ときどき大きな選択肢が目の前に現れます。 今の場所にとどまるのか、新しい場所へ進むのか。 何かを始めるのか、やめておくのか。 どちらにも理由があって、考えれば考えるほど決められなくなる。そんなとき、何を手がかりに選べばいいのでしょう…

海外企業はあなたの名前を検索する。エンジニアが今から作るべき「外に残る実績」

「いつか海外で働いてみたい」 「海外に本社がある企業に転職してみたい」 そんなことを少しでも考えているエンジニアに、ぜひ今からやっておいてほしいことがあります。 もちろん、行きたい会社で必要とされる技術やスキルを身につけることは大前提です。で…

完璧な英語をやめたら話しやすくなった。「間違えない英会話」から抜け出す方法

英語を何年も勉強してきたのに、なぜか話せない。あるあるですよね。 頭の中では「三単現のSは?」「時制は合ってる?」「この言い方で正しい?」と考えすぎて、結局何も言えなくなってしまう。 私自身、ずっとそんな状態でしたし、6年目の今でも引きずって…

25年プログラミングしてきた私が、子どもに「プログラマーを目指すな」と言いたい理由

「子どもの将来のために、プログラミングを学ばせたほうがいい」 少し前までなら、かなり妥当な考えだったと思います。 でも今の私は、むしろ逆です。 子どもを“プログラマー”にすることを目標にするのは、やめたほうがいい。 かなり極端に聞こえるかもしれ…

人生で一番叱ってくれた恩師|落ちこぼれだった私が博士号を取るまでの10年間

人生を振り返ったとき、「あの人に出会っていなかったら、今の自分はまったく違っていた」と思える人がいます。 私にとって、それが大学時代の研究室の恩師、降旗(ふりはた)先生です。 先生はとにかく熱い人でした。研究にも教育にも妥協がなく、学生に本…

「エンジニアたるもの、常に新しいおもちゃに触れろ」50代になってわかった、その言葉の意味

私は結構、ガジェットが好きです。 イヤホンや音響機器をはじめ、新しい電化製品を見ると試してみたくなります。ロードバイクのような機械的なものにも惹かれます。 では、なぜそんなにガジェットが好きなのか。 単に新しいものが好きだから、というだけでは…

音響エンジニアの私が、イヤホンを4台使い分けた末にOpenFit Proばかり使っている理由

「音質の良いイヤホン」と「一日中つけていたいイヤホン」は、実は同じではありません。 私は職業柄、音響デバイスにはかなりこだわりがあります。ワイヤレスイヤホン、ヘッドホン、スピーカー、アンプ、サウンドインターフェースなどいろいろ試してきました…

「気持ちいい」より「不快じゃない」。私がREALFORCEを16年使い続ける理由

パソコンで仕事をする人にとって、毎日のように触れている道具。それがキーボードです。 資料を作る。文章を書く。データを入力する。プログラミングをする。 考えてみると、仕事をしている間、かなりの時間キーボードに触れています。 だから私は、キーボー…

アメリカと日本の仕事の違い|海外で働いて感じたチームワーク・組織文化・働き方の違い

アメリカで働き始めて感じたことのひとつに、日本とアメリカでは「チーム」の作り方がかなり違うということがあります。 同じエンジニアのチームでも、組織の階層、先輩・後輩の関係、仕事の頼み方、そして一人ひとりに期待される役割まで、意外なほど違いま…

「株は怖い」と思っていた私が、40代からドルコスト平均法を始めた理由

「株なんか絶対やるな。下手をしたら一文無しになるぞ」 私は昔、親からそんなことを何度も言われました。 その影響もあって、長い間「株=怖いもの」「投資=ギャンブルに近いもの」という感覚がありました。 過去には、個別株を買ったり、投資信託を一括購…

木魚を数式にしたら、本当に「ポク」という音が出てきた

木魚の音、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。 おそらく多くの人が、 「ポク、ポク、ポク……」 という音を思い浮かべると思います。 逆に「ポクポク」という音を聞いて、木魚以外の楽器を想像する人は、かなり少ないのではないでしょうか。 それくらい、日…

「木魚の研究をしていました。」と言うと、必ず驚かれます。

「大学では何を研究していたんですか?」 これまで何百回も聞かれてきた質問ですが、私が「木魚です」と答えると、ほとんどの人が一瞬固まります。 「えっ、木魚ですか?」 そして、そのあと大抵質問攻めになります。 実は私は大学4年生から博士課程まで、約…

「英語ができないと海外で働けない」は本当?渡米5年の私が感じた現実

「アメリカに住めば、英語は自然と話せるようになる。」 海外勤務が決まったとき、多くの人がそう期待するのではないでしょうか。 実は私もその一人でした。 45歳でアメリカへ渡り、「1〜2年も現地で仕事をすれば、英語で困ることなんてなくなるだろう」と本…

ミネソタ州に住んで感じた、本当の魅力とちょっと残念なところ

6年間暮らしてわかった「住む場所」としてのミネソタ アメリカと聞くと、ニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコのような大都市を思い浮かべる方が多いかもしれません。 一方で、私が住んでいるミネソタ州は、日本ではあまり知られていない州です。 …

アメリカと日本、休日制度はこんなに違う!実際に働いて感じたリアルな違い

こんにちは。 今回は、アメリカと日本の「休日制度」の違いについて、私自身が実際に働いて感じたことをお話ししたいと思います。 「アメリカって休みが多そう」というイメージを持っている方も多いかもしれません。 私も渡米する前はそう思っていました。 …

朝の時間を健康に全振りする――50歳になった私のモーニングルーティン

今日は、私が普段どのように朝の時間を使っているのか、そして朝を過ごすうえで心掛けていることについてお話ししたいと思います。 私は、朝の時間は一日の中でも特に大切な時間だと考えています。 目を覚ました直後は、前日の疲れがある程度取れていて、頭…

運動が私の人生を変えた。ストレスと向き合って気づいた、運動のすごい力

今日は、運動がどれほどストレスの軽減に役立っているかについて、私自身の経験をもとにお話ししたいと思います。 パニック障害をきっかけに考えた「ストレスとの付き合い方」 以前にも少しお話ししましたが、私は30代の頃、パニック障害を経験しました。 原…